プラネタリウムワークス

移動式プラネタリウム/エアドームの安全対策について

 このページは、当社の安全に対する考え方とその対策について記述しております。新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、令和2年2月27日、安部総理は感染防止のための措置を要請[1]しました。これを請けて厚労働省は3月1日に「新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために」[2]の中で「イベントをを開催する方々は、(中略)風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、イベントの実施方法を工夫してください。」と発表しました。また、同省が3月19日に発表した「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」を精読し、「3つの条件が同時に重なる場」(3密リスク)を作らないという事を念頭に置き、当社では安全規範として次のような考え方を行い、実行しています。


合同会社プラネタリウムワークス 代表社員 唐崎健嗣
最終更新:2020年11月11日

結論

  • 当社が移動式プラネタリウムを投映する時には、マスクの着用や消毒などの基本的な安全対策と、十分な換気を行い、安全衛生に注意しながら実施します。
  • 感染防止のため最新の情報収集を行うとともに、新たな対策や要請が出た場合には迅速に対応します。

実際の運用について

現在の実施状況

  • 緊急事態宣言発出後から2020年11月11日までの当社の実施状況として、ご依頼のあった施設において、移動式プラネタリウムを安全に実施しており、新型コロナウイルスに感染したという報告もありません。投映した施設は保育園、幼稚園、小学校第四学年および第六学年で、エアドーム内の定員は、従来の50~60%とし、施設側での徹底した体調管理のもと、通常の投映プログラムを実施しています。
  • 子どもたちの反応はとても良く、先生方も、あっという間の投映だったいう声が聞かれました。とても楽しんでいただけたようでした。
  • 昨年まで行っていたプラネタリウムや科学館への遠足・社会見学が実施できなくなったため、プラネタリウム施設がある自治体の施設からもご依頼を受けております。公共交通機関を使った外出のリスクから解放され、移動時間が節約でき、有意義でしたとのご感想を頂いております。

今後の実施について

  • 幼保園や小中学校に関しましては、施設内での感染防止状況が良好な場合には、実施して問題ないと判断できます。
  • PTA活動や学童などの投映会も、上記小中学校に準じます。
  • 児童館や公民館、図書館などの自主事業などは、不特定多数の入場が見込まれる場合には、入場者の状況把握(体温測定や連絡先の記録)が必要となります。プラネタリウム施設での実施方法などのノウハウはありますので、実施を検討されている場合はお問い合わせください。
  • ショッピングモール等のイベントも、児童館や公民館、図書館と同様に、不特定多数の入場が見込まれるため、入場者の状況把握(体温測定や連絡先の記録)が必要となります。学校に比べて人と人との距離を多めに取る事により定員が25人程度(7mドームの場合)となります。5mドームの場合には15人程度です。積極的に対応いたしますので、実施を検討されている場合にはお問い合わせください。

解説

移動式プラネタリウムの換気について

  • 人が集まると二酸化炭素を排出します。閉鎖空間に複数の人がいると、やがて酸素が欠乏し呼吸困難等の症状が発生する可能性があります。このような事故を防ぐため、建築基準法や建築物衛生法、労働安全衛生法の中に、換気について定められています。映画館やホール等では、さらに興行場法[3]で、より明確に定められています。
  • 興行場法は、該当する施設を使用するには、都道府県知事の許可を得るように定義されており、各都道府県はそれぞれ興行場に関する法令等を制定しています。
  • そもそも当社が実施している移動式プラネタリウムは、興行場法に定められる施設にあたらず、このような法規は適用されませんが、当社は、参加される方の安全衛生を守る観点から、この換気基準に適合するように運用することとしました。
  • 当社の所在地は東京都江戸川区です。換気のための目標数値は、東京都福祉保健局[4]の定める「興行場の構造設備及び衛生措置の基準等に関する条例」に基づき「興行場の構造設備及び衛生措置の基準等に関する条例施行規則」第六条第一項に記述されている、床面積一平方メートルごとに毎時75立方メートルとしました。
  • 当社が使用しているエアドームの床面積は、5mドームで約20平方メートル、7mドームで約38.5平方メートルです。必要換気量は、5mドームで毎時約1,500立方メートル、7mドームで毎時約2,890立方メートルです。これに対して送風機は、スイデン社のSJF-300RS型で、最高速運転時は毎時3,000立方メートルの送風能力を有したものを使用しています。
  • 【2020年3月31日追記】厚生労働省が2020年3月30日に公開した「換気の悪い密閉空間を改善するための換気の手法」(現在はリンクが切れているようです)に基づき、必要換気量として一人あたり毎時30立方メートル以上という数字が提示され、これを満たしていれば「換気が悪い空間」には当てはまらないという解釈がされました。もちろんこれは3密リスクの1つを回避しているに過ぎず、感染予防策を確実に実施する事に変わりはありません。ここで出てきた一人あたり毎時30立方メートルを新たな数値目標として、感染予防策を再策定しました。
  • 具体的には、エアドームの底面積で流量を決めるのではなく、中に入る人の人数で流量を決めます。たとえば5mドームで30人入った場合には、毎時900立方メートルの空気を送るように送風機の回転数を制御します。前回の策定ではこれより大きな数字を掲げていたので、今回求められる数値に変更いたします。必要とする送風量が少なくなりましたので、より静寂性の良い送風機を使い、内部での風切音低減策とします。

実施者としての健康管理

  • 当社の解説担当は、代表の私(54歳男性)一人です。年一回の法定健康診断は受診しております。毎朝と夜の体温測定を行ったり、体調を確認するなどして健康管理に務めています。2020年2月頃からは、毎日一時間多く睡眠を取るようにして、疲れにくく免疫力の高い体づくりを心がけています。10月現在で、毎日平均8時間以上の睡眠時間を確保しています。
  • 私の個人的な嗜好ですが、飲酒しませんので、接待を伴う飲食店には行きません。また、混雑している繁華街への外出も極力控えています。
  • 毎日の体温測定の結果は、ツイッターのハッシュタグ#毎日体温にて公表しています(個人的なページとなります)。測定を公表開始した3月17日から現時点まで、37.5℃を超える高熱は出ておりません。それ以前にも重篤な罹患歴はありません。
  • 2020年6月22日より、厚生労働省が推奨している「接触確認アプリ」を導入し、常時スマートホンを携帯しています。10月03日現在、陽性者との濃厚接触通知は、ありません。要請があれば、いつでも画面を提示いたしますのでお申し付けください。
  • 信頼のおける情報取集手段として、各省庁や地元自治体のWebサイトの他、LINE上で東京都が運営している東京都 新型コロナ対策パーソナルサポートを活用しています。

安全で楽しいプラネタリウムを目指して

  • 新型コロナウイルスの感染状況は日々変化しており、対策についても政府、医療機関、各自治体で必死の対応を実施しています。私たち国民も最大限の感染予防に務めています。当社は、疲弊している方に寄り添い、星を見る時間、宇宙を見つめる時間を通して、ふたたび心にゆとりを取り戻し、楽しく朗らかな日々を送る事ができるように、プラネタリウムの投映を通して貢献できればと考えております。

事態の推移に対応するために


よくある質問(エアドームの安全対策について)

マスクは有効ですか?
厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症について」のページに書かれている「新型コロナウイルス感染症の予防[5]」に基づいて有効と判断しています。[追記]WHOなどで、マスク不要論もありますので、咳エチケットを周知した上で、主催者や参加者の判断に委ねることとします。
アルコール消毒は有効ですか?
日本感染症学会の「院内感染対策講習会Q&A資料[6]」に基づいて有効と判断しています。
エアドームの中の空気の量(体積)は、どれくらいですか?
5mドームで33立方メートル、7mドームで90立方メートルです。
エアドームの中の空気は、何分くらいで入れ替わりますか?
5mドームで2分弱、7mドームで4分程度で入れ替わります。
東京都以外の換気に関する規則は、どうなっていますか?
具体的数値を提示していない自治体や、炭酸ガス濃度で規定する自治体もあります。当社は、捉えやすい数値を規定している東京都の値を用いました。(神奈川:60m^3/h/千葉:N/A/埼玉:炭酸ガス濃度定義/栃木:75m^3/h/茨城:40m^3/h/群馬:75m^3/h)
移動式プラネタリウムを実施するにあたり、興行場法の許可を得る必要はないのですか?
興行場法は、公衆に対して見聞かせする場合のもので、主催者から依頼を受けた移動式プラネタリウムには不要と判断しています。
私は、解釈が違うと思うのですが。
いろいろと調べたつもりですが、専門家には聞いていませんので、誤りがありましたらご指摘ください。

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脚注